【天皇賞・秋】ダノンベルーガ猛追3着 川田将雅騎手「一番具合が良かった」

猛追して3着に入ったダノンベルーガ(右、カメラ・高橋 由二)
猛追して3着に入ったダノンベルーガ(右、カメラ・高橋 由二)

◆第166回天皇賞・秋(10月30日、東京・芝2000メートル)

 伝統の中距離G1は3~8歳の強豪15頭によって争われ、クリストフ・ルメール騎手が手綱を執った1番人気のイクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キタサンブラック)が大逃げに出た7番人気のパンサラッサ(吉田豊騎手)をゴール前で差し切り、春2冠連続2着の雪辱を果たして、初のG1タイトルを獲得した。勝ち時計は1分57秒5(良)。昨年のエフフォーリアに続き、2年連続5頭目の3歳馬勝利となった。

 JRA・G1は昨年末のホープフルSから1番人気の連敗が16まで伸びていたが、ついにストップ。17年王者のキタサンブラックの産駒は初のG1制覇で、天皇賞・秋史上4組目の父子制覇が実現した。

 2着は1馬身差でパンサラッサ。春2冠連続4着の4番人気ダノンベルーガ(川田将雅騎手)が上がり3ハロン32秒8の末脚で追い込み、さらに首差の3着に入った。

 川田将雅騎手(ダノンベルーガ=3着)「乗せて頂いた中で一番具合が良かったです。道中のリズムも良く、最後も素晴らしい脚を使ってくれました。改めてこの馬の能力を示してくれたと思います」

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