11月11日の阪神5R・2歳新馬(芝1600メートル、13頭立て)は単勝6番人気のエンファサイズ(牡、栗東・四位洋文厩舎、父リアルスティール)が直線で抜け出し、初戦を白星で飾った。なお、重賞3勝馬のケイデンスコールの全妹で単勝1番人気だったケイデンシーマーク(牝、栗東・安田隆行厩舎、父ロードカナロア)は直線で脚を伸ばしたが2着だった。勝ち時計は1分34秒5(良)。
エンファサイズはスタートでダッシュがつかず、道中は中団から。4コーナーでは進路を内に取り、馬群をさばく形になったが、前が開いてからの脚取りは力強く、楽に抜け出して、2着に2馬身差をつけた。血統は、伯父に、シンガポール航空国際C・G1など国内外で重賞3勝を挙げたシャドウゲイトがいる。
騎乗した藤岡康太騎手は「まだ精神的に幼い面があり、スタートもそう速くなく、じっくりと馬のバランスを整えながらでしたが、追ってからの脚はよかったです。抜け出してふらふらしたり、まだ子供っぽい面があるので、その点が改善されればもっとよくなる馬です」と将来性に期待した。