ダイヤの原石(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、実は今週初め、実家の大分県に戻っていました。まぁ、今回は疲れていたことや、色々と仕事的にたまっていたこともありまして、ほぼ外出することなく、飲む食う&パッチパチ、たまに実家のお手伝いみたいな里帰りをしていたんです。その中で唯一、少し遠出したのが車で一時間ほどの場所に田舎の某村。あるお肉屋さんに「鶏皮ソーメン」なる珍味があると聞き、これが大人気だと。一度食べてみたい、とずっと思っていたんです。

 実は夏の里帰りで一度、このお肉屋に行ったんですよ。午前10時開店というから、午前11時に訪れたところ、「もう品切れです」の非情な通知。コレでは引き下がれません。それで今回、数か月ぶりの来訪となったのです。前回の教訓を生かし、開店直後の午前10時5分に万全を期して…、のつもりが、20台は入ろうかという駐車場がすでに満杯。店の前には30人近い人が行列を作っています。その瞬間に「おいおい…」とは思ったんですよ。で、嫌な予感は的中します。待つこと約30分。ワタクシの3組ほど前の人が店に入った直後だったでしょうか。「鶏皮ソーメン終了です!」という再び非情なアナウンス。結局、今回もコロッケなど他の食品を購入して、無念の帰宅です。いやね、他の食品も美味しいんですよ。ただ、目的の品が手に入らなかった落胆感たるや半端ない。ということで、3度目の正直目指し、年末年始のいつかにまたチャレンジです。

 ということで、そろそろ本題へ。今日も栗東でのナマ取材を中心にお伝えしたいと思います。

 まずは安田隆厩舎。デイリー杯2歳Sで2着に入ったダノンタッチダウン(牡、父ロードカナロア)です。こちらは朝日杯FSを視野に調整を進めていくことになりました。「負けたけど勝ちに等しい内容だったと思います。しまいの脚はしっかりしていますよね」と安田隆調教師は冷静に分析しながらも、期待感を高めた様子なのは間違いない。同じ時期の兄ダノンザキッドと比較しても、しまいの脚という点ではこちらかも、とかなりの評価をしていました。状態を見ながらになるとはいえ、それほど大きなダメージもなさそうな感じです。

 続いては福永Jへの取材です。今週は土曜の東京スポーツ杯2歳Sで矢作厩舎のフェイト(牡、父リアルスティール)とコンビを組みます。先週の1週前追い切りに騎乗した時には「これで良くなってくれば」と話していましたが、今週の坂路でも時計は悪くないですが、僚馬に遅れていましたね。「馬(の体)は前回よりいいし、しっかりしてきたけど、もう1週あればという感じはする」と冷静に分析。ポテンシャルの高さに期待している感じでした。

 その福永Jとは2歳馬談義にもなりまして、数々の名馬を知る名手の口から「走る」という歯切れのいい口調を聞いたデビュー前の馬が3頭いました。まずは来週の阪神芝2000メートルを予定している友道厩舎のハーパー(牝、父ハーツクライ、母セレスタ)です。こちらは先日のJBCレディスクラシックを勝ったヴァレーデラルナの妹になります。「あの馬は走るわ。長い距離がもちそうだし、操作性が高い。反応もいい」とかなりの賛辞が並びます。血統的に芝、ダートの適性も気になるところでしたが、「芝馬です」と歯切れよく、答えてくれました。

 続いては中京開幕週、12月4日の芝2000メートルを予定している藤原厩舎のメズマライジング(牝、父ディープインパクト、母フォルト)です。お父さんの貴重なラストクロップで、母は米G1馬です。「ディープ産駒っていう感じの走りをする。いい馬ですよ」とのことです。先述のハーパーを含めた2頭の共通項として挙げていたのが「オークス向きやね」という点。距離に融通が利きそうな見立てです。とにかく、この2頭は本当に好感触をつかんでいるようでした。

 最後に「いい馬やし、これは走ると思う」と口にしたのが来週26日の阪神芝マイルを予定しているアスクビートルズ(牡、父Frankel、母ストレイトガール)。こちらは調教に騎乗していて、実際のレースでは岩田望Jが手綱を執ります。お母さんはヴィクトリアマイルを連覇していますが、かなりの短距離適性を感じているようで、まずはマイルの距離でどんな競馬を見せるかではないでしょうか。

 ということで、今日はここまで。また、明日です。ではでは

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