【池添謙一のKen to 1】動き良くなったヒルノピレネーはチャンスあり 阪神3R

素質十分のヒルノピレネーに期待を寄せる池添謙一騎手
素質十分のヒルノピレネーに期待を寄せる池添謙一騎手

 ファルコニアで挑んだマイルCS(11月20日、阪神)は13着。ペースが落ち着いたので、ゲートを出て200メートルほど進んだところで動いて途中からハナに立ちました。レース前に考えていた作戦ではなく、馬のリズムを優先しての位置取り。スムーズに運べて、直線の坂の途中まで頑張ってくれました。結果は残念でしたが、彼にとっては初のG1挑戦。やりたいレースはできましたし、これからも重賞戦線で勝負していける馬だと感じました。

 土曜(同26日)は4頭。ヒルノピレネーは7月の函館以来のコンビとなります。中間の追い切りには2週続けて騎乗。先週はもたもたしていましたが今週は解消していて、動きはすごく良かったです。デビュー前はすぐに勝てるかと思っていた馬。1400メートルも合うはずで、チャンスありとみています。

 新馬のササヤキは軽い頓挫で予定が延びましたが、調教にまたがった感触は水準以上。リリーミニスターはうまく流れに乗って、もうひと踏ん張りに期待します。ロードドミニオンはしまいを生かす形で上位進出を狙います。(JRA騎手)

【阪神】

3 R・ヒルノピレネー  B

4 R・ササヤキ     B

7 R・ロードドミニオン B

10R・リリーミニスター B

        (本紙評価)

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