【チャレンジC】ソーヴァリアント連覇へ 前走の心房細動問題なし 大竹調教師「次の日には大丈夫だった」

ソーヴァリアント
ソーヴァリアント

◆第73回チャレンジC・G3(12月3日、阪神競馬場・芝2000メートル)=11月28日、美浦トレセン

 前走のオールカマーは心房細動を発症して大敗したソーヴァリアント(牡4歳、美浦・大竹正博厩舎、父オルフェーヴル)が、昨年圧勝した舞台で逆襲に出る。オールカマーは3コーナーまで手応え良く運んでいたものの、その後は進んで行かず大きく離された最後方でゴール。その後の検査で心房細動を発症していたことが判明した。大竹調教師は「次の日には大丈夫だったし立て直すというほどではなかったですね。前走の後は、確認の意味で少し角馬場を乗ったけど元気いっぱいでした。その後牧場から戻ってからは順調にきています」と影響は全くない様子。

 24日の美浦・Wコースでの1週前追い切りはトレーナーの言葉を証明する圧巻の動き。前の僚馬2頭を目標に内から並びかけると、最後の直線では力強いフットワークで加速し、6ハロン81秒3―11秒6とパワフルに駆けた。大竹師も「馬場が悪かったので控えめにやりたかったけど結構時計は出ていた」と手応えを隠さない。

 昨年のこのレースは2番手から運び、ラスト3ハロンはメンバー最速タイとなる33秒9の末脚を繰り出し、2着に3馬身半差をつける快勝劇を演じた。大竹師は今回「去年勝った時はセントライト記念からだったし、ローテとしてはほとんど一緒」と同じ中山2200メートルをステップに挑む点を強調する。高いポテンシャルを再び示す態勢は整っている。

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