【2歳新馬評価】フランケル譲り上質の切れレイベリング、ギュイヨン騎手が絶賛「最後はいい脚」

レイベリング(カメラ・池内 雅彦)
レイベリング(カメラ・池内 雅彦)

 東京、阪神の2場開催で土曜、日曜で合計7鞍が行われた新馬戦。外厩別では好調続く山元TCが今週も1勝を上積み。昨年上位のノーザンファームしがらき、チャンピオンヒルズ、吉澤ステーブルWESTが勝ち星を挙げた。

【11月26日・東京5R、2歳新馬、芝1600メートル、良馬場=17頭立て】

◆レイベリング(牡、美浦・鹿戸雄一厩舎、父フランケル、母ノイエル、母の父ドックサイダー)464キロ、馬主=ビッグレッドファーム、生産牧場=英国

【血統】父は、オークス馬ソウルスターリング、安田記念、フェブラリーS優勝の二刀流モズアスコット、朝日FS勝ちのグレナディアガーズを出すなど、瞬発力タイプ量産のサイアー。香港ヴァーズ優勝のドミナント(牡、父カシケ)、仏G1・ロートシルト賞1着のウィズユー(牝、ダンシリ)がいる好スケールな母系。

【レースVTR】スタートを決め17番枠から9番手に構えた。道中は馬を前に置き、4角11番手から直線を向くと、ラスト3ハロン33秒1。次位に0秒7差のダントツの上がりで、豪快に差し切ってみせた。勝ち時計は1分35秒4。

【コメント】ギュイヨン騎手「とてもいいレースでした。スタートの時に少し後ろになったけど、馬はリラックスしていて、最後はいい脚で伸びてくれた。」

【将来性】★★★★ ※鹿戸調教師は「調教もよかったし、ある程度期待はしていた。(位置取りは)後ろめだったけど、馬の後ろで(我慢する)練習みたいな感じで、最後はきてくれると思っていた。まだ性格も子供だけど、楽しみですね」とコメント。

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

レイベリング   ◇26日東京5R芝1600(真歌トレーニングパーク)

グランヒマラヤ  ◇26日東京6Rダ1600(小国ステーブル)

オーサムリザルト ◇26日阪神4Rダ1800(チャンピオンヒルズ)

クファシルムーア ◇26日阪神5R芝1600(ノーザンファームしがらき)

タスティエーラ  ◇27日東京6R芝1800(ノーザンファーム早来)

ダノンセシボン  ◇27日阪神4Rダ1200(吉澤ステーブルWEST)

イングランドアイズ◇27日阪神6R芝2000(山元TC)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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