こんばんは、坂本です。今日は在宅で仕事をしたり、会社へ行ったりと慌ただしい一日でしたが、関東地方は残暑が厳しいですね。
そんなこんなで今週末はお彼岸ですが、気候的には秋が待ち遠しい毎日が続きます。それでも「読書の秋」ということで、私は「積ん読」となっている本棚から文庫本を抜き出して、通勤中などにページをめくっています。今は岩波文庫の「恩讐の彼方に 忠直卿行状記 他八篇」(菊池寛著)を読んでいますが、これがなかなか面白いです。新聞の書評欄に取り上げられていたのを見つけて購入しましたが、歴史好きには、さすが読ませる素晴らしい作品です。ふとした新聞の書評欄や書店の店頭で、興味がそそられる本を見つける楽しみを再確認できました。皆さんも芸術、スポーツ…などと、いそしまれることと思います。
そんなところで本題へいきましょう。早いもので4回中山開催も来週で最終週を迎えます。畠山厩舎のウインオアシス(牡、父アルアイン、母サマーエタニティ)は、9月29日の中山新馬戦・芝2000Mに松岡騎手でデビュー予定です。香港G1を2勝したウインブライトの半弟で、すでに当ブログでも取り上げているように兄とタイプは違うようですが、松岡騎手は「(デビュー予定を)延ばしたぶん、良くなっていますね」と評価。まだ完成度自体は高くないようですが、どんな走りをするか楽しみです。
このままその新馬戦にエントリーしている新馬つながりで、奥村武厩舎の話題にいきましょう。アイオリア(牡、父リアルスティール、母スズカエルマンボ)は、母はダートで3勝を挙げていますが、伯父のスズカマンボは05年の天皇賞・春を制しています。奥村武調教師は「ダート血統で、切れる感じではなく、長くいい脚を使うタイプ。パワー型な感じがします。でも乗っている人間の感じでは、芝からでも、というのでここからいきます」と教えてくれました。今週は伴騎手を背にして美浦・Wコースでびっしりと追ってラスト1ハロン11秒3をマークしており、脚力がありそうですね。
同じく新馬のアンテニトルス(牝、父サンダースノー、母メドゥシアナ)は、10月6日の東京・新馬戦(ダート1600M)を目指しています。奥村武師は「体力、スタミナはすごくあります。そこらへんが競馬で生かせれば」と評価。これは明らかにダート色の濃い血統であります。
また近2走で連続2着と惜しい競馬が続いているマイネルゼウス(牡、父ダノンバラード)は、10月6日の新潟・未勝利戦(芝1800M)で初勝利を目指します。指揮官は「前走は強いのがいましたし、メンバー次第。へこたれていませんし、すごく状態はいいです」ときっぱり。引き続き上位争いを期待したいところです。
デビューから2戦連続で3着だったカラマティアノス(牡、父レイデオロ)は、木曜に取材した時点では「明日から乗ってみて、どうするか判断することになると思います」と語っていましたが、クラブから在厩で続戦する方針が発表されていますね。調教の動きなどから素質の高さを評価されており、前走もゴール前では鋭い伸び脚を見せましたが、さすがに後方からの位置取りが厳しかったという感じでしたからね。広い東京コースで真価を発揮してほしいところです。また札幌で未勝利勝ちした血統馬のショウナンサムデイ(牝、父サートゥルナーリア、母ショウナンパンドラ)も帰厩しています。こちらは調整を進めつつ、具体的な番組を決めていくことになりそうです。
それでは今日のところは、このへんで。