栗東では4人が調教師試験合格 重賞3勝シャマル担当の小椋助手「武豊さんに『乗りやすい』と言ってもらいたい」

合格した(左から)小椋研介助手、河嶋宏樹助手、福永祐一騎手、藤野健太助手(カメラ・岩田 大補)
合格した(左から)小椋研介助手、河嶋宏樹助手、福永祐一騎手、藤野健太助手(カメラ・岩田 大補)

 JRAは8日、令和5年度の新規調教師試験の合格者を発表し、現役ジョッキーの福永祐一騎手=栗東・フリー=ら計7人が合格した。栗東所属の4人は同日午後、滋賀・栗東トレセン内で会見に臨んだ。

 小椋研介助手=松下武士厩舎=は6回目、2次試験は3回目の受験で合格。「松下厩舎は働きやすいので参考にしたいです。武豊さんに乗ってもらって、『乗りやすい』と言ってもらいたいです」と抱負を述べた。重賞3勝のシャマル(牡4歳、父スマートファルコン)を担当。「シャマルで初めてG1に出走し、重賞を勝った。調教師になる前に出会えてうれしい」と愛馬への思いも明かした。

 6回目、2次試験は3回目で突破した河嶋宏樹助手=中竹和也厩舎=は、3冠馬コントレイルなどを輩出したノースヒルズ(北海道)で主に育成を担っていた。小学5年から競馬関係の仕事を志しており、中学校の卒業文集にも「調教師になりたい」と書いた。「1頭の馬と『線』で関わりたい。うれしい気持ちもあるけどこれから。関わってくれた人に恩返しをしたい」と力を込めた。

 9回目、2次試験は5回目の受験で合格した藤野健太助手=高柳大輔厩舎=は、G1馬テーオーケインズにも携わった。1年半前、調教中に右脚を骨折し、現在も障害が残っている。難関試験の勉強を、「ひどい痛みでした。必死でした」と耐え抜いた。「競馬の世界を盛り上げていきたい。老若男女、意見を言い合える風通しの良い厩舎にしたい」と目標を掲げた。

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