母系の魅力(美浦)

ラストレガシー
ラストレガシー

 こんばんは、坂本です。今日は雨のち晴れの美浦トレセンから、とんぼ返りの取材でした。

 さて、陽気が暑くなってきたので、そろそろ散髪せねば…なんて思っていたところ、その前に飼っている猫をトリミングしなくてはならなくなりました。長毛のラグドールという種類なのですが、ブラッシングをサボってしまったせいで、両前足の付け根に大きな毛玉ができてしまったのです。動物病院のお医者さんには「皮膚炎の原因になるので毛玉には注意して下さい」と注意されていたので、すわ一大事とペットショップへ連れて行きました。馬と比べたら怒られるかもしれませんが、やはり毛づやの良さは健康状態の目安とのことで、気をつけていこうと反省することしきりでした(苦笑い)。

 そんなところで本題へいきましょう。今日は手塚厩舎の2歳馬の話題です。2歳馬が続々と入ってきていましたが、今朝の取材では、まだデビュー戦が確定している馬はいないとのことでした。ラストレガシー(牡、父ドゥラメンテ)は、早期デビューを目指していましたが、右前脚をザ石してしまったため、仕切り直して6月22日の東京・芝1800Mか、2回福島開催でのデビューを検討していくそうです。

 また同じく早い時期に入厩してきていたカネラフィーナ(牝、父フランケル)は、放牧先で外傷を負ってしまったそうで、焦らずに構えるそうです。手塚調教師は「東京ではなくなりましたが、めちゃくちゃ走りそう。切れがあるし、マイルくらいと思います」と語っていました。なかなかのトーンの高さに、オッと思わされましたね。

 そして血統馬のマスカレードボール(牡、父ドゥラメンテ、マスクオフ)は、5月10日にゲート試験に合格して、15日に放牧に出ました。半姉マスクトディーヴァは、先週のヴィクトリアマイルで3着に好走して、1番人気に応えられなかったのは残念でしたが、改めて力のあるところは見せていましたね。手塚師は「社台ファームの期待が高いだけあって、走りそうです。気が強くて、ガッツがありそう。うちのメインの一頭」と、なかなかのトーンでした。

 そして厩舎ゆかりの新種牡馬フィエールマンの産駒では、レイヤードレッド(牡、父フィエールマン、母エキナシア)は、Wコースと坂路で追い切り本数を消化しています。それでも指揮官は「まだ思ったほど動けていないので、もう少しハミを取っていけるようにと思うし、来週の追い切りでどうなってくるか。変わってこなかったら、秋口のデビューも」として、父の産駒の特徴なのか奥手なタイプかもしれないので慎重に見極めていく考えのようです。

 エデルクローネ(牡,父フィエールマン、母コロナシオン)は、5月10日にゲート試験に合格して、すでに放牧に出ています。祖母に名牝ブエナビスタがいる良血が魅力的な一頭です。放牧先でじっくりと乗り込み、夏以降のデビューが視野に入ってきそうです。またフィーリウス(牡、父キタサンブラック、母レーヴドゥラメール)は、まずはゲート試験合格を目指していきます。祖母レーヴディソールは、10年の阪神JFの制しており、血統の良さは光りますね。手塚師は「マイルから2000Mくらいまでかな。(デビューは)夏以降になると思います」と、評価していました。

 それでは今日のところはこのへんで。

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