駆け足駆け足(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は栗東から西宮の自宅に戻ってのパッチパチ。ではでは、早速いきましょうか。

 さて、ホントに自分が嫌になりました。今週は火曜に栗東入り。珍しく記者席で仕事をしつつ、晩飯を買って、記者の宿泊施設に到着したのは午後9時半過ぎだったでしょうか。後部座席を開け、着替えなどを出そうと思ったのですが、色々と詰め込んだキャリーバッグがない、ない、ない…。そう言えば、車に載せた記憶がない。20年以上の記者生活で初めてです、着替えを忘れたなんて…。結局、自宅にUターン。西宮から栗東の往復=約200キロ×2=400キロ。我ながら、よう運転したな。栗東に再び戻ったのは日が変わる頃でした。

 まぁね、子供の頃は通知表の「忘れ物」の項目は常に△だった気はするけど、今回の件を始めとして、最近はどうにもならない物忘れがひどすぎる。仕事が忙しいからねぇ、なんて言い訳も悲しすぎる。今後は気をつけるようにしたいけど、それで収まるなら、こんなボヤキはしてないよなぁ。

 ということで、今日は早く眠りたいので、そろそろ本題へ。今日は栗東での取材を中心に書いていきましょう。

 まずは音無厩舎。ゲート試験に合格していた2頭、ネティフラウ(牝、父ミッキーアイル、母ウィラビーオーサム)は京都1週目の芝1400メートルを松若Jで、翌週の京都の芝マイルにダノンフェルゼン(牡、父ミッキーアイル、母ダノンオスカル)は翌週の芝マイルを予定しています。音無厩舎のラスト2歳世代は、自ら手がけた馬の子供2頭から始まります。また、ゲート練習中ですが、良血馬のミンストレルソング(牝、父ロードカナロア、母ダンスファンタジア)も栗東に入っていますよ。

 そうそう、須貝厩舎の良血馬ジェゼロ(牡、父サートゥルナーリア、母ラルケット)が放牧に出ていて、正直何かあったか心配しましたが、結論から言えば一息入れるとのこと。もともと、京都でも後半かな、ぐらいの感じでしたし、大事に育てていくための成長期間かなと思います。

 杉山佳厩舎ではネーブルオレンジ(牝、父サトノダイヤモンド、母ナレラ)は京都2週目の芝1200メートルがデビュー予定です。もともと、千葉セリにも出るプランもあったほどとのことで、仕上がりも早そう。「いいスピードがあります。トモの張りがあって、バネもありそうですね」と杉山佳調教師は評価します。あと、栗東にキミオモウハナ(牝、父ルヴァンスレーヴ、母サツマキリコ)が入ってきています。こちらはゲート合格後、ひと息入れて、北海道シリーズも視野に入れて、ダートの中距離を視野に入れているようです。

 続いては兄に現オープンのダノンマデイラなどがいる上村厩舎のキャンディネバダの22(牡、父レイデオロ)。こちらは先日の千葉セリで「ベラジオ」の林田オーナーが8400万円で落札しました。ベラジオオペラと同じラインですよね。現在は栗東近郊のチャンピオンヒルズまで来ているとのこと。態勢を整えるまでにしっかりと時間をかけるようですが、「牧場の評価も悪くなかったですし、中長距離が合っているかなと思います」と上村調教師は説明してくれました。まずは入厩の一報を待つことにしましょう。

 最後に友道厩舎。今日のゲート試験でサトノブリジャール(牡、父エピファネイア、母ベルダム)サトノクローザー(牡、父シュヴァルグラン、母シェルズレイ)が合格しました。2頭とも、この後は放牧の予定。春先から期待馬として、名前の挙がることの多かったブリジャールは「良さそうですよ。まだコンパクトなので、じっくりいきたいタイプだけど、体のバランスはいい」と評価。今後の調整次第にはなりますが、しっかりと態勢を整えた秋デビューの可能性も考えているようです。とはいえ、ゲート試験を合格しているというのは、やはり計算が立ちやすいという意味で大きい。

 一方、クローザーの方は血統的な面も含めて、かなり前向きなタイプとのこと。「500キロぐらいあるけど、体力は十分にある。夏ぐらいにいけそうなイメージです」とのことで、また取材しておきたいと思います。

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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