中山、阪神、中京の3場開催で土曜、日曜合計8鞍が組まれた新馬戦。外厩別ではグリーンウッド、KSトレーニングCが2勝ずつを挙げ、好調続くチャンピオンヒルズ、山元TCが1勝を上積みした。
【12月10日・阪神5R、2歳新馬、芝2000メートル、良馬場=9頭立て】
◆フリンジティアラ(牝、栗東・上村洋行厩舎、父サトノクラウン、母ヴァルホーリング、母の父ホーリング)472キロ、馬主=大谷正嗣、生産牧場=オリオンファーム
【血統】新種牡馬の父は好調で、タスティエーラなど、大物候補を出す。朝日杯3歳S(当時)、香港マイル、クイーンエリザベス(2勝)を勝ったエイシンプレストン(牡、父グリーンダンサー)が出た母系。
【レースVTR】抜群のスタートからハナへ。直線では2着のカースソーサラーに並ばれたが、もうひと伸びして半馬身差をつけた。勝ち時計は2分2秒5。
【コメント】藤岡康太騎手「調教から素直で操縦性が高かったです。ゲートが速くてアドバンテージをとれました。リズムよくいけましたし、最後までいい根性がありました」
【将来性】★★★ ※上村調教師は「最初は1400メートルのダートに行こうと思ったが、乗っている感じで違うと思いました。この距離で正解でした。まだまだこれからの馬と思っていたが、一発目から勝ってくれたので楽しみ」と今後に期待した。
【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】
ホウオウビスケッツ◇10日中山5R芝1600(ジョイナスファーム)
ショウナンライシン◇10日中山6Rダ1800(KSトレーニングC)
フリンジティアラ ◇10日阪神5R芝2000(チャンピオンヒルズ)
トウシンカーリン ◇10日阪神6Rダ1400(グリーンウッド)
ラテラルシンキング◇11日中山5R芝1800(山元TC)
アルーリングビュー◇11日阪神5R芝1600(グリーンウッド)
パラシュラーマ ◇11日阪神6Rダ1200(大山ヒルズ)
アステロイドメア ◇11日中京5Rダ1400(KSトレーニングC)
【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】
1 ノーザンファームしがらき 37勝(31・2%)
2 ノーザンファーム天栄 36勝(32・1%)
3 山元トレーニングセンター 20勝(19・5%)
4 チャンピオンヒルズ 17勝(19・2%)
5 吉澤ステーブルWEST 14勝(21・4%)
6 大山ヒルズ 12勝(26・3%)
7 吉澤ステーブルEAST 11勝(25・4%)
8 グリーンウッド・トレーニング 9勝(17・2%)
9 宇治田原優駿ステーブル 8勝(13・1%)
10 阿見トレーニングセンター 6勝(10・2%)
※競馬サイト「馬トク」からのデータ