◆第17回阪神C・G2(12月24日、阪神競馬場・芝1400メートル=良)
短距離路線で活躍する3歳以上のオープン馬による重賞は、フルゲートの18頭が出走して争われ、今回が引退レースとなった1番人気のダイアトニック(牡7歳、栗東・安田隆行厩舎、父ロードカナロア)が岩田康誠騎手に導かれ、前走のスワンS・G2に続く連勝で5度目の重賞制覇を果たし、ラストランを飾った。
勝ち時計は1分20秒2。
馬体を並べてゴールに飛び込んだ2番人気のグレナディアガーズ(クリスチャン・デムーロ騎手)が鼻差2着。そこから半馬身差の3着は11番人気のラウダシオン(バウルジャン・ムルザバエフ騎手)だった。
川田将雅騎手(バスラットレオン=4着)「2列目でリズム良く走れました。直線もしっかりとした脚を使えましたし、内容良く1400メートルでも走れたと思います」
菱田裕二騎手(ダイメイフジ=5着)「枠的にインにこだわりました。道中、脚がたまって最後はいい末脚。まだまだやれるところを見せてくれました」
ミルコ・デムーロ騎手(ルチェカリーナ=6着)「良かったです。ちょっと外、外を回りすぎて、もったいなかったです。すごくいい馬」
和田竜二騎手(ミッキーブリランテ=7着)「スタートをそこそこ出て、取れる位置を取りに行き、勝負どころの反応も良かったです。走りきってくれました。(枠など)条件がマッチすれば力を出せますね。馬混みでやる気を出してくれました」
鮫島克駿騎手(トゥラヴェスーラ=8着)「競馬自体はスムーズでした。右回りだと、苦しくなると右にもたれる面があるんですが、きょうはそれがきつかったです」
岩田望来騎手(ロータスランド=9着)「チークを着けてマイナスになることはなく、(直線で)抜け出してそんなに差のないところまできています。男馬相手にしっかり走ってくれました。力はあるので、またどこかでチャンスはあると思います」
坂井瑠星騎手(エントシャイデン=10着)「行き脚がつかず、後ろからになりました。最後は脚を使って、差のないところまできています」
福永祐一騎手(トリプルエース=11着)「グレナディアガーズを見て、いい形で運べました。後ろから動いてくる馬がいたので、張って外に出しましたが、張り切れませんでした。状態も良さそうでしたし、もう少し伸びるかと思ったんですけどね」
荻野極騎手(カイザーミノル=12着)「内枠でいいスタートを切れて、手応えもリズムも良かったです。ただ、スペースができてからも、抜け切るまでの脚は使えませんでした。きょうが本来の実力ではない気がします」
武豊騎手(ルプリュフォール=13着)「ペースが上がらず、外を回ると間に合わないと思って一か八か内を突いたんですが、まったく(前が)開きませんでした」
松若風馬騎手(オパールシャルム=14着)「やりたいレースはできました」
国分恭介騎手(メイショウチタン=15着)「スタートは良かったんですが、馬の後ろで運んでほしいという指示でした。3角で進路がなくなり、(手綱を)引っ張ってスムーズなレースができませんでした」
古川吉洋騎手(ライトオンキュー=16着)「いいポジションにいたんだけどね。鼻出血を発症してしまいました」