中山11R・有馬記念・G1・馬トク激走馬=ヴェラアズール
今年3月に芝に転向してから6戦、ジャパンCでG1初制覇した究極の上がり馬が、史上5頭目、2006年のディープインパクト以来となる、有馬記念との同年連勝の偉業に挑む。
中3週での大一番。前走後は、12月9日に外厩・ノーザンファームしがらきから帰厩し、ウッドチップでの1週前は単走馬なりで実にシャープな伸び脚を披露した。最終追い切りは、6ハロン83秒8―11秒5。レース間隔、輸送を考慮すれば、十分な追い切りをこなし、態勢は整ったとみていい。
トリッキーな中山の2500メートルも、狭いスペースを割って突き抜けた前走を見れば楽しみの方が上回る。渡辺調教師は「内でごちゃごちゃしても問題なく、前走で一瞬の脚も見せてくれた」と、6番枠からインを運んで直線馬群を割っていく競馬が向くというジャッジのようだ。芝6戦全てで上がり最速の末脚、もまれてさらに闘志を増す強いメンタルで、ゴール前グイッと抜け出すシーンを描く。
有馬記念・G1の出馬表