◆第37回根岸S・G3(1月29日、東京・ダート1400メートル=1着馬にフェブラリーSの優先出走権)=1月27日、栗東トレセン
デビュー16戦目でダート初参戦となるホウオウアマゾン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父キングカメハメハ)は坂路で最終調整。64秒7―15秒5の時計で、軽快なキャンターで駆け上がり、翌日の輸送に備えた。
見守った池田厩務員は「やるごとに素軽くなって、元気いっぱい。体がキリッと引き締まっていて、一つも悪いところがない。状態は申し分ない」と、マイルCS(15着)以来2か月半ぶりの実戦へ万全の仕上がりを強調した。
3歳時に芝マイルのアーリントンCを制しており、勝てば『二刀流』での重賞Vとなる。「ダート血統でパワーもある。芝の道悪でキックバックを気にするようなところもなかった。瑠星(坂井騎手)も手応えを持っていたし、自分のリズムで運んで、今後の選択肢が広がるようなレースをしてくれれば」と同厩務員は期待を込めた。