【桜花賞】今年もVを狙う関東馬 美浦ではペリファーニアが圧巻の走り 栗東滞在組ではトーセンローリエが好気配

抜群の動きを披露したペリファーニア(左)
抜群の動きを披露したペリファーニア(左)
横山和が仕上がりを確かめたトーセンローリエ
横山和が仕上がりを確かめたトーセンローリエ

◆桜花賞追い切り(5日・東西トレセン)

西山(以下、西)「今年は関東馬が5頭出走予定だけど、3頭が栗東トレセン入り。少し寂しい追い切りチェックだった。直前の長距離輸送の負担を減らす狙いはわかるから仕方ないけど」

 山下(以下、山)「逆にこちらは大忙しでしたよ。でも、昨年は美浦で最終追い切りを行ったスターズオンアースが勝っていますから」

 西「その通り! 今年もペリファーニアの動きが抜群で、文句なしの調教G評価」

 山「ラスト1ハロン11秒1は5日の美浦・Wコースで1位タイですか。確かに動けていますね」

 西「輸送を考慮してしまい重点だったとは言え、併せた相手を5馬身突き放した走りは圧巻だったよ」

 山「横山武の評価はどうだったんですか?」

 西「『気持ちも乗っているなかでしっかり我慢も利いていたし、しまいの弾けっぷりもすごく良かった』と絶賛。喉に疾患がある馬だけど、対策として舌を縛って臨むよう。効果があれば一発あるかも」

 山「エフフォーリアの半妹ですし、不気味な存在ですね。栗東滞在組の関東馬ではトーセンローリエの動きが目立ちました」

 西「栗東・坂路で53秒0か。そちらも横山和が騎乗したんだよね?」

 山「追い切りを終えて引き揚げてきたときは『良かった、良かった。すごく良かった』と連発していたくらい。こちらも好感触でした」

 西「美浦のもう一頭シンリョクカは吉田豊が騎乗。『3頭併せの真ん中に入れて気合を入れる感じ』と、しっかり負荷をかけていた」

 山「こちらはキタウイングの杉原が『前回と全然違う』と一変気配でした」

 西「追い切りは東西で分かれたけど、今年も関東馬がやれそうな気がしてきたよ」

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