◆第83回桜花賞・G1(4月9日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)
今年のクラシック開幕戦は18頭の3歳牝馬によって争われ、単勝1・6倍と圧倒的な支持を受けた川田将雅騎手騎乗のリバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎、父ドゥラメンテ)が大外一気の剛脚を繰り出し、G1・2勝目を挙げた。鞍上の川田騎手はスターズオンアースに騎乗した昨年に続く、史上6人目の連覇。勝ち時計は1分32秒1。
2着には単勝6番人気のコナコースト(鮫島克駿騎手)、3着には単勝5番人気のペリファーニア(横山武史騎手)が入った。
坂井瑠星騎手(ラヴェル=11着)「ゲートは今までで一番出てくれましたし、道中の力みも前回よりだいぶましでした。直線の不利がなければもう少し上に来られたと思いますが、次に向けては収穫のある内容でした」
杉原誠人騎手(キタウイング=12着)「自分の競馬ができて、最後までしっかり伸びてくれています。まだまだ良くなる馬。人も馬も、この経験を今後に生かしていきたいです」
和田竜二騎手(モズメイメイ=13着)「脚を残す逃げができなかったですね。リズム良く行けましたけど、最後に止まってしまいました」
戸崎圭太騎手(ドゥーラ=14着)「ゲートをうまく出られず、流れに乗れませんでした。前半から促しつつで、脚がたまるところもありませんでした。馬の雰囲気は前回より良く感じました」
丸山元気騎手(コンクシェル=15着)「2回目のブリンカーで、うまくスタートを出てくれました。道中もいい感じで運べましたが、瞬発力のある馬にはかないませんでした。前回のように下げて脚をためる形の方がいいのかも知れません」
富田暁騎手(ジューンオレンジ=16着)「課題もゲートはうまくこなしてくれました。トラックバイアスを考えると、もっと積極的に位置を取りに行った方が良かったです。馬は一戦ごとに良くなって、大きな舞台でも頑張ってくれました」
横山和生騎手(トーセンローリエ=18着)「さすがにこの枠は苦しかったですが、ここでの経験は今後に生きてくると思います」