◆第54回読売マイラーズC・G2(4月23日、京都・芝1600メートル)
21年のNHKマイルCを制したシュネルマイスター(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎、父キングマン)だが、近4走は4着が最高と結果を残せないでいる。しかし、調教の動きは常に軽快で能力が衰えたとは考えづらい。現に前走の中山記念は、不向きな小回りかつ、直線で致命的な不利を受けながらの4着。力は示したレースと言っていいだろう。
得意のマイル、外回りと条件が好転する読売マイラーズCでは1着がほしいところ。陣営の気合いの入り方もいつも以上で、今回は初の栗東滞在を実施。13日に入厩すると、16日にCWコースで6ハロン86秒9―12秒0のタイムを出した。手塚厩舎は昨年秋、ウインマリリン(牝6歳、父スクリーンヒーロー)で栗東滞在を行いエリザベス女王杯2着と結果を残しているだけに、今回も楽しみだ。(角田 晨)