◆第73回安田記念・G1(6月4日、東京・芝1600メートル)=5月30日、栗東トレセン
読売マイラーズC2着からの逆転を狙うガイアフォース(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父キタサンブラック)は、朝一番に坂路を66秒7―16秒4で登った。白い馬体は雨にぬれていたが、元気いっぱいだ。担当の小川助手は「休み明けから走れる馬だし、詰めて使うと良くないタイプだけど、前走から5週あるので問題ないよ。ミニ放牧を挟んだけど順調」と、ここまでの過程に満足そうな表情で話した。
前走は初のマイルで2着と適性を示した。「きれいな馬場が良かったんじゃないかな。(それだけに)雨予報が気になるね。枠もどこになるかわからないし、とびが大きいのでのびのびと走らせたい」と同助手は天候を気にかける。ただ、24日の1週前追い切りでは坂路で52秒5―11秒8と鋭い動きを見せており、出来は絶好。馬場の回復が早ければ、強烈な末脚で差してくる。