競馬開催中にスマートフォンを不適切に使用し、5月13日から6月11日まで30日間の騎乗停止処分を受けていた永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=が6月14日、名古屋競馬のJRA交流競走で実戦に復帰した。
10Rの名古屋チャレンジC・ピーチ賞(ダート1500メートル)で自厩舎の1番人気ビッグボーンリタに騎乗し、みそぎの1勝を挙げた。発馬を決めてハナを切り、3コーナー過ぎからジワジワと差を拡大。直線で外から8番人気キャビネットバトルの強襲を受けたが、写真判定の末に鼻差で1着となった。
競馬開催中のスマートフォンの不適切使用を巡っては、永島のほか、角田大河騎手=栗東・石橋守厩舎=、今村聖奈騎手=栗東・寺島良厩舎=、古川奈穂騎手=栗東・矢作芳人厩舎=、河原田菜々騎手=栗東・渡辺薫彦厩舎=、小林美駒騎手=美浦・鈴木伸尋厩舎=も同様の騎乗停止処分を受けた。今村は一足早く、13日に金沢競馬で復帰した。
永島は17日の阪神競馬でJRAのレースに復帰する予定。
永島まなみ騎手「この1か月、多くの方にご迷惑をかけました。私が実戦から遠ざかっている間、一生懸命に仕上げてくださった厩舎スタッフ、スタートを決めてくれて最後もしのいでくれた馬のおかげです。乗る前はプレッシャーはなかったのですが、全体的なペースなど、まだまだこれから勉強していかないと思いました。今回の件を反省して、いただいたチャンスを生かしていきたいと思います」