◆第72回ラジオNIKKEI賞・G3(7月2日、福島競馬場・芝1800メートル)
第72回ラジオNIKKEI賞・G3(7月2日、福島)に出走するグラニットに大駆けムードが漂う。前走の皐月賞こそ12着に終わったが、2走前のスプリングSは0秒4差の4着。2歳時のサウジアラビアRCでは2着と、重賞では好走実績がある。8戦中7戦で手綱を執る嶋田との逃亡劇で人馬とも初タイトルを狙う。
反撃態勢が整いつつある。2週続けて調教にまたがった嶋田は「いい意味で気が抜けて気持ちが穏やかですし、リフレッシュ効果を感じますね。好走したスプリングSもこんな感じの精神状態でした」と手応えを感じていた。
今回の福島・芝1800メートル戦は未勝利を勝った舞台で、積極策が持ち味だけに開幕週の良好な馬場も好材料。大和田調教師は逃げたい考えだったが、嶋田も「僕もそう思っています。スタートは速いですからね」と陣営の思惑は一致している。
その嶋田は18日の函館8Rで8番人気のプルスウルトラを勝利に導き、3連単619万6220円馬券を演出。「頑張ります!」と意気込むハンデ重賞でも、波乱の立役者となる。