日本最大の競走馬のセリであるセレクトセール2023(主催・一般社団法人日本競走馬協会)は、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで2日目を迎えた。7月11日は今年生まれた当歳馬のセールで、午前9時30分にスタートした。
上場番号360番「コンヴィクション2の2023」(牡、父コントレイル)は5億2000万円で落札された。コントレイル産駒は、この日4頭目の億超え。母はアルゼンチンのG1勝ち馬。5億2000万円は日本の競走馬セールで史上3位となる高額だった。購買者は(株)ノールヒルズ。
同馬の生産者、馬主でもあったノースヒルズの前田幸治代表は「この馬が1番良かった。顔やバランス、脚も筋肉もいい。歩かせると柔らかい。3億くらいと思っていたけど。いい馬なので引くに引けなかった」と説明。さらに「福永祐一調教師への、僕の最大の開業祝いです」と言葉を続けた。
来春に開業予定の福永祐一調教師は「コントレイルらしい品と体のバランスの良さを感じています。牧場と連携して、競走馬としてしっかり整えていければと考えております」と気を引き締めていた。