日本最大の競走馬のセリであるセレクトセール2023(主催・一般社団法人日本競走馬協会)は、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで2日目を迎え、7月11日は今年生まれた当歳馬のセールだった。
前日に最高額タイの3億1000万円がついた「インクルードベティの2022」など計6頭が9億7700万円で落札されたキタサンブラック産駒は当歳セールでも好況だった。全体のトップバッターとなった「ファディラーの2023」が3億8000万円という高値で落札されると、G1勝ち馬キラーアビリティの弟になる「キラーグレイシスの2023」も3億2000万円。6頭の億超えホースを含む15頭が計18億9900万円で落札された。
前日からの合計では28億7600万円と30億円に迫る勢い。イクイノックス、ソールオリエンスなど産駒の好調ぶりが、セールの数字にしっかりと表れた形だ。