◆第23回アイビスサマーダッシュ・G3(7月30日、新潟・直線芝1000メートル)追い切り
第71回クイーンS・G3(30日、札幌)で重賞に初挑戦する古川奈穂騎手と、第23回アイビスSD・G3(同、新潟)で直接対決する藤田菜七子、今村聖奈の両騎手が26日、それぞれ騎乗馬の最終追い切りに騎乗した。
重賞Vで恩返しする。今村は栗東・CWコースで、韋駄天Sの勝ち馬メディーヴァルに朝一番に騎乗。ブルレスカ(5歳2勝クラス)に3馬身先行し、弾むような走りで6ハロン86秒6―11秒7を計時して馬なりのまま半馬身先着した。「中1週でも、疲れを感じることなくいい状態だと思います」と好感触。レースでは初騎乗だが、厩舎実習の頃から調教にまたがっており、「どうやったら力まずに走れるか、考える機会をくれた」と思い入れのある一頭だ。
自身は重賞初挑戦でいきなりタイトルをつかんだ昨年のCBC賞以来の重賞2勝目がかかる。「たくさんの厩舎に乗せていただいているのは寺島先生のバックアップがあってこそ。納得できるレースをしたい」と静かに闘志を燃やした。(山下 優)