それぞれの路線(栗東)

レベルスルール
レベルスルール
アドマイヤズーム
アドマイヤズーム

 こんにちは、山本です。今週は今日も栗東に居残ってのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、実は夏から我が競馬スタッフに新戦力が入っております。たまに記事に署名が入ったりして、「これは誰だ?」と思っている方もいるかもしれませんが、山本理貴記者といいます。入社したての1年目。それほど競馬に詳しくなかったのですが、夏前から猛烈に勉強中です。ただ、先輩のキュン水納さんも今やすっかり、推し馬たくさんで楽しそうにやっているように見えますしね。まぁ、徐々に覚え、徐々に楽しさを感じてもらえれば、と。ちなみに熱烈なG党です(明らかにワタクシより熱は上です)。恐らく、来週あたりから予想デビューの予定。これから、よろしくお願いします。

 ただね、同じ名字って困るんですよ。周りの後輩たちが彼を「山本」と呼ぶと、ワタクシを呼び捨てにしているようで気を遣うらしい。で、今は「リキ」や「リッキー」などとよく呼ばれております。さらに、うちには本紙の山下記者もいて、山から始まる名字が3人も。実は山下記者と二人の時は「本」「下」と書き分けたりしていたのですが、「本」が二人になってしまった。結局、今は自分のことをヤマタケと書きます。自分の名前が片仮名で書くことって抵抗あるんですよ。嫌でしょ…。とはいえ、まぁ仕方ありません。その分、理貴記者には頑張ってもらいましょう。

 ということで、そろそろ本題へ。今日は明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 京都5Rの芝マイルの新馬には面白いメンバーが集まりました。

 まずは池江厩舎のレベルスルール(牡、父イスラボニータ、母ロックディスタウン)ですね。お母さんは重賞勝ち馬ですが、やんちゃな気性でも知られていました。「徐々にうるさくなってきましたね」と池江調教師は冷静に説明しつつ、「動きますよね。スピードもありますし、しまいもしっかりしている。能力は高そうです」と期待を寄せます。確かに追い切るたびに時計も詰まっている印象で、態勢は十分に整っていると言えそうです。

 続いては何度か紹介してきましたが、友道厩舎のアドマイヤズーム(牡、父モーリス、母ダイワズーム)です。こちらは中間の動きが本当にいいんですよね。「水準以上はあると思います」と友道調教師。「体幹がしっかりしていて、距離はマイルぐらいかなと思う。芝の方が走りは良かったみたいです」と手応えを口にします。体もガッチリとしているように映りますし、マイルへの適性が伝わります。

 西の名門と言われる池江、友道厩舎といえば、やはり芝の中長距離を中心としたクラシック路線を自然と目指すもの。しかし、こういったマイルにも楽しみな素質馬を送り出せるというところが幅の広さというか面白いところですかね。特にディープインパクトなき、今の種牡馬戦線では各厩舎から自分の色にとらわれない活躍馬が出てきている印象を受けます。

 さて、京都5Rに話を戻すと、吉岡厩舎のテレサ(牝、父アドマイヤマーズ、母タムニア)も動きのよさが目を引きます。「調教でしっかり動けていますね。追い切りに乗った望来ジョッキーがマイルではないか、とのこと。少しテンションが高い面があるので当日の落ち着き次第。調教通りなら」と吉岡調教師は期待します。初戦から、といった雰囲気です。

 京都9Rはりんどう賞。高野厩舎のショウナンラフィネ(牝、父オルフェーヴル)が出走します。前走で390キロと小柄な牝馬で、前走は逃げ切りですが、「上積みはあると思います。行かなくても、色々な競馬ができるはずですよ」と高野調教師は期待します。その高野厩舎で今、気になっているのが先週も書いたハミルトン(牡、父キズナ、母ドリームオブジェニー)。皐月賞で1番人気を集めたファンディーナの弟です。「この兄弟の中では体のバランスがいいですし、脚のつきもいい。息遣いもいいですね」と高野調教師。ただ、今週の調教に騎乗した藤懸Jから「走る気がもっと出てくれば」と聞いたそうで、「その点も踏まえて、レースは考えていきます」と説明していました。楽しみにしているような感じは伝わりましたし、万全の態勢で初陣へ向かいたい感じでしたね。

 話を池江厩舎に戻します。来週はリガーレ(牡、父キズナ、母シスタリーラヴ)が京都の芝2000メートル、岩田望Jで出走予定です。「大型馬で使った方がよさそうですが、ディープモンスターみたいに軽い走りをする。能力はありそうです」と池江調教師は分析します。また、近親にオルフェーヴルがいるオルロジェール(牝、父ナダル、母デルニエオール)は荻野極Jで新潟の芝マイルに出走予定。「今週はいい動きをしているし、仕上がりすぎなぐらい。スピードもあります」と初戦向きという感じでした。その翌週、東京か京都の開催3週目にスピントロニクス(牡、父ドゥラメンテ、母ウィープノーモア)がスタンバイ。「思っているよりは、いい時計が出るようになってきました」と時間をかけた土台作りの成果を感じているようでした。この馬に関しては、また詳しく。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

京都8R・2ヴェローチェエラ(成長を促しつつ、確実に良くなっている。ここは強敵も不在で取りこぼせない)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

京都4R・9ジューンアレグロ(「全身を使って、いい動きをしますよ」と松下調教師は手応え)

京都11R・9ジャスティンスカイ(春の鞍馬S完勝のコース。仕上がりも上々。道悪もこなせる)

新潟9R・11ルージュピルエット(広いコースでしまいの脚を生かす競馬が合いそう)

新潟12R・7ラホーヤストーム(枠は少し内だが、舞台適性ありそう)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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