8月27日の小倉1R・2歳未勝利(牝馬限定、芝1200メートル)は、2番人気のアートフォーム(栗東・畑端省吾厩舎、父シュヴァルグラン)が直線で鋭く伸びて差し切り、2戦目で初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分9秒0(良)。今年の2歳が初年度となるシュヴァルグラン産駒は、JRA初勝利となった。
スタートはひと息だったが、少しずつ位置を上げて好位の直後へ。直線は狭いスペースを割って伸び、先に抜け出していた内の2頭をあっさりパスして2馬身半、余力十分に突き放した。
幸英明騎手は「もう一列前に行きたかったですが、イメージとは違う競馬になりました。追ってからしっかりしていましたし、いい勝ち方だったと思います。次も楽しみです」と笑顔をみせた。
畑端調教師は「前回とは違う競馬でしたが、馬群から上手に抜けてきて、馬込みも大丈夫でした。どこからでも競馬ができますね。お父さんはジャパンCを勝っていますが、この馬は短いところでのスピードがあります。次走はオーナーと相談します」と収穫ありの様子だった。