8月27日の小倉11R・小倉日経オープン(3歳上オープン、芝1800メートル=12頭立て)は、5番人気のカントル(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)がゴール前で差し切り、オープン初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分45秒9(良)。
ノルカソルカが大逃げを打ち、最初の1000メートルが57秒1のハイペースを隊列の中央付近で追走した。勝負どころで外を追い上げ、直線は4角先頭から押し切りを図ったワールドリバイバルをゴール寸前で首差かわした。
2018年の日本ダービー馬ワグネリアンの全弟。昨年7月の佐渡S(3勝クラス)以来、1年1か月ぶりの勝利となった。
団野大成騎手は「2週調教で乗って、オープン通用の力があると思っていたので、ある程度自信を持って乗れました。レース前にずぶさがありそうな反応をしましたが、レースでは案外(ポジションを)取れました。思った通りに運べて、最後までしぶとく頑張ってくれました」と笑顔で汗をぬぐった。