◆第102回凱旋門賞・G1(10月1日、フランス・パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)
世界最高峰レースの一つは15頭によって争われ、今年のフランスダービー馬エースインパクト(牡3歳、フランス・JCルジェ厩舎、父クラックスマン)が優勝した。デビュー6連勝と無敗での凱旋門賞制覇は2013年トレヴ以来の10年ぶりの快挙。騎乗したクリスチャン・デムーロ騎手は2020年ソットサス以来となる制覇となった。
日本からただ一頭参戦したスルーセブンシーズ(牝5歳、美浦・尾関知人厩舎、父ドリームジャーニー)は4着に敗れた。
レース後、ジャパンカップ(11月26日、東京競馬場)や米ブリーダーズカップ(11月3、4日、サンタアニタパーク競馬場)について会見で問われたエースインパクトの馬主代表は「ジャパンカップについてはまだ先の話ですが、今のところ考えていません」と話した。また、管理するルジェ調教師は「アクションの大きい馬なので、小回りのアメリカは向かないでしょう。行きません」と米ブリーダーズカップ出走を否定した。
クリスチャン・デムーロ騎手(エースインパクト=1着)「(日本語で)強いよね! 位置取りは思っていた通り。走りの大きい馬なので、馬群の中で窮屈になるのは避けました。直線は伸びてくれると信じていました。素晴らしい走りです」