◆毎日王冠・G2(10月8日、東京・芝1800メートル)
3日間開催の出走馬が5日、確定した。第74回毎日王冠・G2(8日、東京)は6頭が最終追い。近年の好走が目立つ3歳馬に「データ埋蔵金」で着目する。
近年の毎日王冠は3歳馬の活躍が見逃せない。最近5年で出走がなかった昨年を除く4年すべてで連対馬が出ており【3・1・0・4】の好成績。1番人気が5連勝中と堅い決着が続いているうえに、今年もG1馬2頭が人気を集めそうだが、若い力による一角崩しに期待したい。
エエヤンはMデムーロの手綱に一発の魅力がある。18年以降の東京・芝1800メートルでは、騎手別4位の16勝。1位のルメール(52勝)、2位の戸崎(32勝)には遠く及ばないが、関東馬の手綱を執ったケースでは注意を払って損はない。勝率16・3%は関西馬騎乗時(7・1%)の倍以上。エエヤンとはG2勝ちを含む騎乗時2戦2勝と相性バッチリで、人気落ちが濃厚な今回は絶好の買い時といえる。
もう一頭のエルトンバローズも侮れない。1800メートルは前走G3勝ちを含む4戦オール連対。全国リーディング1位を快走する杉山晴調教師は、18年以降の当舞台で【4・2・0・6】と連対率50%を誇る。こちらも鞍上・西村淳で3戦3勝。歴戦の古馬勢に割って入る可能性は十分にある。