ディープインパクト産駒が父サンデーサイレンスを超え歴代単独1位の2750勝 武豊騎手「全レースに乗れたのは光栄」

ディープインパクト産駒のロックユーが父にメモリアルVを届けた(カメラ・高橋 由二)
ディープインパクト産駒のロックユーが父にメモリアルVを届けた(カメラ・高橋 由二)

 10月8日の京都4R・障害オープンで、ロックユー(セン5歳、栗東・中内田充正厩舎、西谷誠騎手騎乗)が勝利を収め、ディープインパクト産駒のJRA通算勝利数が歴代単独1位の2750勝に到達。ディープの父サンデーサイレンスの2749勝を更新した。13年3か月19日での達成で、サンデーサイレンスの15年6か月19日を上回った。

 ディープインパクトは05年に無敗でクラシック3冠を達成するなど、G1を7勝した名馬。種牡馬としてもコンスタントに活躍馬を送り続け、コントレイルなど歴代最多となる日本ダービー馬7頭を輩出した。産駒のJRA・G1通算71勝もサンデーサイレンスに並ぶ1位タイ。12年から22年まで11年連続でJRAリーディングサイアーとなり、不動の地位を確立した。

 海外でも産駒は活躍し、今年は英ダービー、愛ダービー、愛チャンピオンSをオーギュストロダンが制覇。19年7月に他界し、産駒は現3歳世代6頭が最後だが、まだ150頭以上が現役で活躍している。

 ディープインパクトの主戦を務めた武豊騎手はこの日、京都競馬場で4レース終了後に取材に応じ「(新記録達成は)時間の問題だと思っていました。すごいことですよね、本当に。それだけ偉大な馬でしたし、(ディープの)全レースに乗れたのは光栄なことだと思います」と感慨深げだった。

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