【府中牝馬S】2番人気のプレサージュリフトは5着 ルメール騎手「直線で前が壁になった」

5着のプレサージュリフト(カメラ・荒牧 徹)
5着のプレサージュリフト(カメラ・荒牧 徹)

 ◆第71回府中牝馬S・G2(10月14日、東京・芝1800メートル=良)

 エリザベス女王杯の前哨戦(1着馬に優先出走権)に位置づけられるG2に、13頭が出走。ミルコ・デムーロ騎手が手綱を執った1番人気のディヴィーナ(牝5歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)が、8度目の挑戦で重賞初勝利を飾った。母は2013、14年にヴィクトリアマイルを連覇した名牝、ヴィルシーナ。同じ友道厩舎に所属し、2020年の新潟記念・G3を制した兄ブラヴァス(父キングカメハメハ)に続く重賞タイトルとなった。勝ち時計は1分46秒1。

 2着に4番人気のルージュエヴァイユ(横山武史騎手)、3着に10番人気のライラック(戸崎圭太騎手)が続いた。

 北村宏司騎手(フィアスプライド=4着)「枠も枠(8枠13番)だし、スタートは切れたけど外を回る形に。しまいにかけて一瞬、坂の手前で捉えられるかと思ったけど最後の100メートルで甘くなりましたね。それでも、だいぶ復調してきています」

 クリストフ・ルメール騎手(プレサージュリフト=5着)「超スローペースで逃げる馬と離れてしまった。スタートで少し邪魔があって、後ろの方になってしまった。手応えはあったけど、直線(で前)が壁になって抜けてこれなかった」

 鮫島克駿騎手(アンドヴァラナウト=6着)「状態は素晴らしかったです。ゲートも出たし、二の脚も使ってくれました。一瞬の脚はすごくいいけど、横一線のところで止まってしまいました。かみ合えば、もっとやれる馬です。(6枠9番に)もう少し内枠がほしかったですね」

 川田将雅騎手(ルージュスティリア=7着)「とてもいいリズムで運べて、直線どれだけ伸びるかなという雰囲気だったんですけどね。これだけ伸びなかった理由を探さないといけません」

 松山弘平騎手(コスタボニータ=8着)「スタートして、いい形で脚を溜められました。もう少し馬場が渋った方がいいのかもしれません」

 岩田康誠騎手(イズジョーノキセキ=9着)「ペースもあるが、道中で力んでいた。能力的にはまだまだやれる。ただ、ちょっと最近は力むところが出てきている」

 吉田豊騎手(シンリョクカ=10着)「外枠(7枠11番)だったので、オークスと同じく厳しい競馬になりました。内に入れたかったけど、入れられませんでした。結果的にもっと極端な競馬をすれば良かったです。使えば良くなるし、また一からやり直しですね」

 三浦皇成騎手(エリカヴィータ=11着)「いい位置で競馬ができたけど、休み明けで余裕がありました。使って良くなります。上がりを求められるレースも合っていなかったですね」

 横山和生騎手(ファユエン=12着)「このメンツだと、ちょっとしんどかったです」

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