土曜の注目激走馬3選…好調騎手が乗るダート初投入のダノンバラード産駒に一変の気配

武藤雅騎手
武藤雅騎手

★中山2R・3歳未勝利の馬トク激走馬=ケアンズ

 デビューから芝の中距離戦に起用され、掲示板にも届いていないダノンバラード産駒。それでも休み明けの前走は勝ち馬から0秒5差まで詰めてきたように徐々にきっかけをつかみ始めている。

 今回は初めてのダート戦に投入される。同産駒ではロードブレスが芝で頭打ちになっていたが、ダート転向で素質が開花。いきなり勝利を挙げると、交流重賞勝ちなど高いレベルで活躍した成功例がある。

 激走馬の要因としては「近走着順から期待高」と「期待値高い偶数馬番」の2点になるが、好調騎手を表す炎マーク(バイタルジョッキー)が付いた武藤雅騎手というのも心強い。

★中京5R・3歳未勝利の馬トク激走馬=ウインベラーノ

 戦歴はデビューから札幌を舞台に2戦連続で3着に好走。4か月半ぶりの休養を挟んだ前走が初めてハナを奪ったものの、直線に入る前に失速し、0秒8差の5着に敗れている。

 最も内容が良かった2走前は1番枠から0秒3差の3着に粘り込んだ。「ペースメーク力が高い」と「好枠引き期待大」が要因で激走馬として挙がっているように、最内枠を引いたのは大きい。

 鞍上は炎のマークがついた松山弘平騎手。今年は開催2週終了時点で8勝をマークし、目立った活躍を見せたマーカンド騎手をおさえて、リーディング首位に立っている。

★中山10R・アレキサンドライトSの馬トク激走馬=ロードマゼラン

 22年4月に未勝利を突破しながら、1勝クラスでしばらく足踏み。3走前にようやく1勝クラスを卒業すると、2勝クラスは2度目でクリアするなど本格化の兆しが見える。

 激走馬の要因として挙がるのは「距離変化で好転」。前走はタフな2400メートル戦を逃げ切ったとはいえ、走破時計は平凡だった。血統的にも距離短縮は歓迎と言える。

 もうひとつの要因として挙がる「前走より枠順が好転」も大きい。前走は最内枠で逃げの手に出たが、外めの14番枠ならライバルを見ながら運ぶなど選択肢の幅も広がる。

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