【天皇賞・秋】イクイノックスG1・5連勝へ抜群の推進力 木村調教師「指示にしっかり従えるかがきょうのテーマ」

Wコースでの3頭併せで態勢を整えたイクイノックス(中央、カメラ・荒牧 徹)
Wコースでの3頭併せで態勢を整えたイクイノックス(中央、カメラ・荒牧 徹)

 ◆第168回天皇賞・秋・G1(10月29日、東京競馬場・芝2000メートル)=10月25日、美浦トレセン

 G1・5連勝へ、現役最強馬イクイノックスは朝一番のWコースに登場。最終追い切りは3頭併せの真ん中に入り、道中はしっかりと制御が利いた走りで最後の直線を迎えると、鞍上が手綱を引っ張ったまま抜群の推進力で加速し、6ハロン84秒7、ラストは11秒3の鋭い伸びでフィニッシュした。

 木村調教師は「先週はルメール騎手にまたがってもらってやりました。前回の宝塚記念同様に1週前に乗ってもらって、現状の感触をつかんでもらいました。もし気になるところがあればフィードバックを頂いて今回の調教に生かしていきたい、そんな意味合いで1週前の調教をお願いしました。きょうに関しては実戦を想定して道中の折り合いや我慢とか、指示にしっかり従ってゴーサインが出ればしっかりと出していくという基本的なところができるかどうかでした。それが先週の追い切り、今週の追い切りのテーマ、意味合いだったと思います」と感想を語った。

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