◆第61回アルゼンチン共和国杯・G2(11月5日、東京・芝2500メートル、良)
伝統の長距離ハンデ重賞は18頭で争われ、単勝1番人気でジョアン・モレイラ騎手騎乗のゼッフィーロ(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ディープインパクト)が後方から馬群を縫って脚を伸ばし、直線インから差し切り勝ち。前走のオールカマー3着から重賞初制覇。デビュー以来掲示板を外したことがないディープインパクト産駒が、12戦目で初タイトルを手にした。勝ち時計は2分29秒9。
2着に単勝5番人気のマイネルウィルトス(横山武史騎手)、3着には同着で単勝2番人気のチャックネイト(大野拓弥騎手)と、単勝4番人気でトップハンデの59キロを背負ったヒートオンビート(石川裕紀人騎手)が入った。
石川裕紀人騎手(ヒートオンビート=3着同着)「トップハンデは意識せずに、リズムを大切に騎乗しようと思っていました。この馬の好走パターンが少し追い出しを待ってから最後は抜けてくる感じなので、いいポジションにおさまったし、直線も追い出しを待っていい形でしたが、勝った馬にうまく乗られてしまいました。すごく悔しいです」