◆第59回福島記念・G3(11月12日、福島・芝2000メートル)
伝統のハンデ戦、福島記念。6日に発表になるハンデも気になるところだが、登録メンバーを見ても確たる軸馬は不在の印象だ。そこで期待したいのが、福島で3戦2勝のウインピクシス(牝4歳、美浦・上原博之厩舎、父ゴールドシップ)だ。
2走前の福島牝馬Sでも期待していたが、道中で動くに動けない位置に入ってしまう消化不良の競馬で、13着は力負けではない。前走のクイーンSではドゥーラにこそ敗れたが、2番手からいい競馬をして2着に粘った。2000メートルも過去に1回走って3着と、特に割引材料にはならない。
1日には2戦ぶりにコンビを組む松岡正海騎手が騎乗し、美浦・Wコースで6ハロン81秒5―11秒7をマークした。仕掛けてからの反応もよく、体調は申し分ない。この出来なら、牡馬が相手でもいい競馬になるだろう。