◆第48回エリザベス女王杯・G1(11月12日、京都競馬場・芝2200メートル)
今春の3戦は牡馬との対戦で結果が出なかったライラック(牝4歳、美浦・相沢郁厩舎、父オルフェーヴル)だが、秋初戦だった前走の府中牝馬Sは0秒1差の3着。牝馬同士なら力量上位の存在であることを改めて証明した。
さらに今回は京都・外回りの2200メートルが舞台。3コーナー途中からの下り坂で加速したまま直線に入るため、どこまでトップスピードを維持できるかの勝負になるが、長くいい脚を使うこの馬にとっては最も特長を生かせるコースとみる。牝馬同士で、今年は例年にも増して混戦模様。昨年の2着に匹敵する好走があっても驚けない。(松末 守司)