◆東京スポーツ杯2歳S追い切り(16日、美浦トレセン)
第28回東京スポーツ杯2歳S・G2(18日、東京)で重賞初制覇を狙うシュトラウスが猛時計で改めて能力の高さをアピールした。美浦・坂路でグランシエロ(4歳1勝クラス)を6馬身半追走。一番時計タイとなる50秒9―12秒3で2馬身先着した。
武井調教師は「能力があるから時計は出る。ラップを3ハロン目で(12秒3から12秒8に)戻せたのはよかった。うまくコントロールできた」と内容にも手応えのある口ぶり。中間も気性の難しさを考慮して単走中心に調整を進めてきたが、最終追いできっちりと併せ馬ができた意味は大きい。
指揮官は「今回は普通のキャンターから前に馬を置いて一緒に走れるようになって、追い切りもうまくいった。これがレースでいい方に出れば」ときっぱり。折り合えずにちぐはぐだった前走のサウジアラビアロイヤルCでも3着に踏ん張った底力で、今度こそ初タイトルをつかむ。(坂本 達洋)