【チャンピオンズC】レモンポップ、初の1800メートル挑戦も田中博康調教師が攻略に自信

ドバイ・ゴールデンシャヒーンで10着に敗れた坂井とレモンポップ
ドバイ・ゴールデンシャヒーンで10着に敗れた坂井とレモンポップ

◆第24回チャンピオンズカップ・G1(12月3日、中京・ダート1800メートル)

 レモンポップの復帰戦は10月の南部杯だった。田中博調教師は「ドバイで経験したことのない敗北を味わい、またマイルに戻し、大丈夫かなと半信半疑でした」と言うが、2秒差での圧勝に「想像を超える走りを見せてくれました」と振り返る。

 今回は初の1800メートル。チャンピオンズCが中京開催となった14年以降、1800メートル以上の経験がなかった馬の勝利はない。指揮官も「今までと違って異質で、過去一番のチャレンジ」と強調し、中間は美浦・Wコースの調教で10ハロンからスタートし、7ハロンから時計を出す追い切りを敢行。1週前は7ハロン96秒6―11秒7秒をマークした。そのうえで「中距離を走る上で、走りのバランスなど課題はあります。あと1週間、取り組んでいければ」と抜かりない仕上げで臨む。

 夏を経て本格化を感じてもいる。「毎年、夏は休ませるのですが、今回は特に成長を感じます。キ甲が抜けて前駆がだいぶ立派になった」。再び指揮官の想像を超える走りで、史上4頭目となるフェブラリーSとの同一年ダブル制覇に挑む。(松井 中央)

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