中京11R・中日新聞杯・G3・馬トク激走馬=ユーキャンスマイル
前々走の新潟記念は復調を示す2着。勝ったハンデ54キロのノッキングポイントには内めをうまく乗られたが、外から持続系の末脚を駆使して1馬身差まで迫った。石橋脩騎手は「馬のリズムを崩さずについていけました。直線ではやったかと」と惜敗を振り返った。アルゼンチン共和国杯は流れ込んでの12着も、しっかり脚はつかえていた。現状は、もう少し流れる2000メートル前後が適距離のようだ。
外厩・ノーザンファームしがらきから帰厩2戦目。中間はWコースと坂路で入念に調教を重ね、8歳とは思えぬ活気を保っている。鞍上のモリスは22年の凱旋門賞でアルピニスタで勝利を飾った名手。脚長で推進力ある体型を生かした、持ち前の差し脚を引き出す騎乗に注目したい。