◆第18回阪神C・G2(12月23日、阪神・芝1400メートル、良)
今年最後の阪神での重賞は17頭立てで争われ、4番人気のウインマーベル(牡4歳、美浦・深山雅史厩舎、父アイルハヴアナザー)が松山弘平騎手を背に、大混戦の最後の直線を鋭く抜け出し、快勝した。昨年秋のスプリンターズSなど重賞2着3回と勝ち切れなかったが、22年春の葵S以来の重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は、1分19秒3。
2着は3番人気のグレナディアガーズ(ライアン・ムーア騎手)、3着は2番人気のアグリ(クリストフ・ルメール騎手)だった。
角田大河騎手(エイシンスポッター=10着)「相変わらずのポジションになり直線もスムーズではなかったのですが、強いメンバーで差のない競馬ができました。スムーズでなかったところを反省して、次に生かしたいです」
秋山真一郎騎手(ルプリュフォール=11着)「前が止まるというか、展開待ちのところがある馬なので」
吉田隼人騎手(アサヒ=12着)「潜る癖があり、ゲートのタイミングが合わなかったです。流れは忙しかったですが、腹をくくって内に潜り込むことはできました。グレナディアガーズがいて、ついて行こうと考えたのですが…」
団野大成騎手(ダノンスコーピオン=13着)「ブリンカーを着けて、いい雰囲気で運べました。ただ、前走と同様に直線で気持ちが萎えるというか、最後はやめてしまうところがありました」
ミルコ・デムーロ騎手(エエヤン=14着)「本気を出していないですね。一つも伸びませんでした。馬に悪いところはなくて、きれいに走るのに、競馬で頑張れていないです」
バウルジャン・ムルザバエフ騎手(ピクシーナイト=15着)「馬の調子は良かったですが、ブリンカーが効きすぎているようでした。むきになって走っていました」
和田竜二騎手(ミッキーブリランテ=16着)「いいところにつけられたけど、伸びませんでした」
坂井瑠星騎手(ホウオウアマゾン=17着)「まだいい時の感じに戻っていないですね。こんなに負ける馬ではないですから」