◆ホープフルS・G1(12月28日、中山競馬場・芝2000メートル)
2戦目のマイル戦で勝ち上がったカフェグランデにとって、距離延長はプラスに出ると見る。前走のベゴニア賞は3着に敗れたものの、前半800メートル50秒6の遅い流れを出遅れてしまったもの。嘉藤調教師は「頭を下げたところでスタートを切られてしまった」と振り返り、「それでもあれだけの脚を使えたのは収穫だった」と悲観の色は全く見せていない。
さらに最後の直線では内に進路を求めたものの、前が詰まって追い出しが遅れる不利。それでも最後は上がり最速となる32秒9の末脚で差を詰めており、ポテンシャルは高い。「父レイデオロ×母の父マンハンタンカフェ」の配合は中山適性を感じさせ、トレーナーは「距離延長はいい」と2000メートルへの対応に自信をのぞかせる。抽選対象ではあるが、面白い存在だろう。(石行 佑介)