報知杯弥生賞を勝ったサクラエイコウオーが32歳で死す 小島太さん「ものすごく能力の高い馬だった」

1994年の報知杯弥生賞を勝ったサクラエイコウオー
1994年の報知杯弥生賞を勝ったサクラエイコウオー

 1994年の報知杯弥生賞・G2、96年の七夕賞・G3で重賞を2勝したサクラエイコウオー(セン32歳、父マルゼンスキー)が、昨年12月30日に北海道・新ひだか町の新和牧場で老衰のため天国に旅立っていたことがわかった。昨年5月にナイスネイチャが死んで以降、存命のJRA重賞勝ち馬では最高齢だった。

 現役引退後に功労馬として余生を過ごした新和牧場の谷岡真喜代表は「寂しいですけど、本当に頭のいい馬でした。すごく人を頼る利口な馬で、コミュニケーションを取るのが上手でした」としのんだ。

 騎手として報知杯弥生賞を勝ったスポーツ報知評論家の小島太さんにとっても思い出深い1頭だった。「ものすごく能力の高い馬でしたが、癖が強くて他の馬を怖がるようなところがありました。報知杯を勝ったのが一番の思い出ですね」と当時を振り返った。

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