【小倉11R・愛知杯】◎ミッキーゴージャスの勢いに乗る。15年のオークスと秋華賞を制したミッキークイーンの娘。血統に恥じない素質を備えており、目下の充実も著しい。牝馬限定のハンデG3なら勝負になるとみる。
馬体に良化の余地を残した状態でデビュー2連勝。オークスは一線級の壁にはね返されたが、夏の小倉で復帰して以降は〈5〉《1》《1》着と、わずか3戦でオープン入りを果たした。武器は母譲りの鋭い決め脚。2走前は楽逃げの2着馬をゴール前で図ったようにかわし、前走は牡馬を相手に完勝だった。速い時計にも対応し、結果を出しながら課題を一つ一つ克服している。
この中間も調教の動きが目立っている。1週前に川田が騎乗して栗東・CWコースでラスト11秒1。今週は坂路で同12秒2と抜群の推進力を披露した。初タイトル獲得の期待は大きい。
ウインピクシスの前走は馬場に脚を取られたもので、参考外と言える。2000メートルも小回りの開幕週なら守備範囲。一戦ごとに末脚を強化しているセントカメリア、大崩れがないコスタボニータも争覇圏に加わる。