◆第117回京都記念・G2(2月11日、京都競馬場・芝2200メートル)
昨年のドウデュースの圧勝も記憶に新しい京都記念。前走のチャレンジCを勝ったベラジオオペラや、実績馬のプラダリアは強いと思うが、穴を探すならアフリカンゴールド(セン9歳、栗東・西園正都厩舎、父ステイゴールド)だろう。
阪神で行われた一昨年の京都記念は、12番人気の低評価を覆しての逃げ切りだった。9歳を迎え、さすがに勢いに陰りはあるが、昨年の京都大賞典ではプラダリアから0秒2差の5着、2走前のアルゼンチン共和国杯も8着とはいえ、勝ち馬から0秒4差に踏ん張っている。
今の京都の馬場状態は外からの差しが優勢ではあるが、逆手にとれば、最内をコースロスなく回って、4角でリードを広げられるような競馬ができそう。うまくいけば、馬券圏内もあるのではと考えている。同型バビットとの兼ね合い次第だが、残り目を期待したい。(山下 優)