【京都記念】新京都の“鬼”が激しい追い比べ制した!重賞3勝馬いざ大阪杯へ

追い比べを制したプラダリア(手前)は重賞3勝目
追い比べを制したプラダリア(手前)は重賞3勝目
プラダリアを勝利に導いた池添(中)を笑顔で迎える池添調教師(右)とバレットの妹・美幸さん
プラダリアを勝利に導いた池添(中)を笑顔で迎える池添調教師(右)とバレットの妹・美幸さん

◆第117回京都記念・G2(2月11日、東京・芝2200メートル、良)

 第117回京都記念・G2(京都)は3番人気のプラダリアが追い比べを制して重賞3勝目。池添謙一騎手(44)と池添学調教師(43)の兄弟タッグで、4度目のタイトル獲得となった。

 節分はすでに過ぎたが、プラダリアが新しい京都の“鬼”を襲名した。直線では1番人気のベラジオオペラとの激しい追い比べ。3/4馬身差で競り勝ち、昨年の京都大賞典に続き、京都で2戦2勝とした。池添は「内から(2着馬の)足音が聞こえてきたけど、もうひと伸びしてくれた」と爽やかな笑みで振り返った。

 道中は前を見られる4、5番手。「いつでも動けるポジション。あとは追い出しと、抜け出してからどうかだけ」と思案したが、タイミングも完璧だった。池添調教師も「今までと違う、堂々とした競馬で勝ってくれた」と5歳で進化を見せた愛馬に胸を張った。

 前走の有馬記念は体が減って14着だったが、「追い切り後から雰囲気がよかった」とトレーナーが自信を持って臨んだ一戦。2走前と同じ470キロに戻し結果が出た。

 「この感じならもう一回、G1の壁に臨んでいける」と池添が手応えをつかむと、「このあとは大阪杯(3月31日、阪神)へ。チャンスはあると思います」と指揮官もあうんの呼吸で話した。タッグで4度目の重賞Vを果たした兄弟の視線には、さらなる高みが映っている。(山下 優)

 ◆プラダリア 父ディープインパクト、母シャッセロール(父クロフネ)。栗東・池添学厩舎所属の牡5歳。北海道新冠町・オリエント牧場の生産。通算15戦4勝。総獲得賞金は2億5802万6000円。主な勝ち鞍は22年青葉賞・G2、23年京都大賞典・G2。馬主は名古屋友豊(株)。

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