2月17日の東京2R・3歳1勝クラス(ダート1400メートル=16頭立て)は、1番人気のジョージテソーロ(牡、美浦・嘉藤貴行厩舎、父ベストウォーリア)が鮮やかに逃げ切った。スタート直後に落馬した前走から中1週での臨戦だったが、きっちりと悔しさを晴らした。勝ち時計は1分25秒5(良)。
五分のスタートを決めて、少し促してハナを奪って主導権を握った。そのまま道中はリズム良く運び、直線でも脚いろは鈍らず、後続を突き放して2着馬に3馬身半差をつけた。
落馬した前走でも手綱を執っていた原優介騎手は「前走はアクシデントがあって申し訳なかったですが、今回は一番合う1400メートルを使ってもらい、状態もかなり良かったです。自信を持って乗せてもらいました。最後も追って、しっかり走り切ってくれました。まだ抜け出してから少しソラを使うところがあったので、余裕もあるのでしょう」と、ホッとした表情で勝利を振り返った。
嘉藤調教師は「馬も優介もよかったです。力通りに走ってくれました。登録はしていますので状態を見てからになりますが、選ばれればぜひ行かせていただきたいと思います」と、今後はUAEダービー(3月30日、メイダン競馬場・ダート1900メートル)を視野に入れる。