◆第74回ダイヤモンドS・G3(2月17日、東京・芝3400メートル、良)
10頭立てで争われ、トップハンデ58・5キロで2番人気のテーオーロイヤル(牡6歳、栗東・岡田稲男厩舎、父リオンディーズ)が、菱田裕二騎手を背に22年以来の同レース2勝目を挙げた。それ以来の重賞2勝目で、当時も菱田騎手とのコンビだった。勝ち時計は、3分30秒2。
ゴールまで激しいマッチレースだったが、1番人気のサリエラ(クリストフ・ルメール騎手)は首差の2着に敗れ、3着は3番人気のワープスピード(菅原明良騎手)だった。
菱田裕二騎手(テーオーロイヤル=1着)「スタートを出て、(人気のサリエラと)どちらが前になるかなと思っていて、いずれにせよ意識してのレースになると思っていました。僕が後ろになったので、終始見ながら最後にかわせるようにと考えていました。(自分自身)ケガから復帰して、こうして乗せてもらって勝つことができて、とてもうれしいです。前回(22年の天皇賞・春3着)は悔しい思いをしていたので、勝利を目指していい状態で臨みたい。僕自身も技術を上げて、いい状態で騎乗できればと思っています」