◆第41回フェブラリーS・G1(2月18日、東京・ダート1600メートル、良)
今年最初のJRA・G1は16頭立てで行われ、藤岡佑介騎手騎乗のペプチドナイル(牡6歳、栗東・武英智厩舎、父キングカメハメハ)が直線で抜け出し勝利。11番人気での激走で、G1初制覇を飾った。藤岡佑騎手は、18年のNHKマイルC(ケイアイノーテック)以来、G1・2勝目。勝ちタイムは1分35秒7。
2着は5番人気のガイアフォース(長岡禎仁騎手)、3着は13番人気のセキフウ(武豊騎手)が入った。3連単は153万500円の大波乱だった。
岩田望来騎手(キングズソード=5着)「ペースが速くなったのは良かった。3、4角にかけて外に張り気味でため切れなかった。最後はいい脚を使ってくれたし、初の1600メートルでいいレースができた。もう少しだったので残念だったけど、力のあるところは見せられた」
北村友一騎手(レッドルゼル=6着)「落ち着いてレースに臨めた。自分の競馬に徹しようと思ったし、リズム良く運べたし脚は使ってくれた。欲を言えば4角でセキフウにふたをするぐらいで回って来られれば良かった」
池添謙一騎手(ドンフランキー=9着)「パドックから返し馬、ゲート裏にかけてイライラしていた。休み明けなのかもしれない。ハナには立てたけど大きな馬なのであまり速くは感じなかった。それでも1400メートルぐらいまでは踏ん張っていたし、状態が上がっている途中を考えればよく頑張っています」
レイチェル・キング騎手(アルファマム=10着)「スタートは速くない馬なので前半はリズムを重視して運んだ。直線に向いても手応えが良かったし、いつものようにしまいの脚は見せてくれたけどラスト100メートルで疲れてしまった」
菅原明良騎手(カラテ=15着)「久々のダートに戸惑っていた感じ」
内田博幸騎手(シャンパンカラー=16着)「中間はゲートを集中してやっていかざるを得なかったけど、普通にゲートを出てくれたところはひと安心だった。いい位置でついていけたというところは良かった。一つの課題はクリアできたと思う。砂をかぶっても大丈夫だったし、いい経験になったと思う」