左鎖骨骨折から実戦復帰する女性騎手の2024年が開幕「結果で取り返していきたい」

今週の復帰に向け、気合が入る古川奈
今週の復帰に向け、気合が入る古川奈

 待ちに待った時間がようやく訪れる。落馬事故による左鎖骨骨折から約2か月半。古川奈が今週の阪神から実戦復帰する。先月23日から調教に騎乗しており、約1か月近くの乗り込みで馬上の感覚は取り戻している。それでも、古川奈は「しっかりと準備をして、競馬に臨みたい。調教と競馬は、また違うものですから」と表情を引き締めた。

 昨年は25勝、314の騎乗数(いずれも中央のみ)でキャリアハイをマーク。現在、中央と地方指定交流で計43勝。女性騎手の減量が4キロから3キロに変わる51勝まで、「あと8」に迫ってきた。着実に階段を上がっているが、年頭から何度も「腕をもっと磨かないと」と口にする。

 休養期間は競馬場でレースを見守り、必死に吸収しようとしてきた。「違った面で勉強になりました。色々な方に迷惑をかけてしまったので、結果で取り返していきたいです」と気を引き締める。大きくなって戻ってくる本来の場所。土曜は7鞍、日曜は2鞍が控えており、古川奈の2024年がもうすぐ始まる。(山本 武志)

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