【阪神11R・大阪城ステークス】復調した◎ピンハイにオープン初勝利の絶好機が訪れた。一昨年の牝馬クラシックで〈5〉〈4〉着と掲示板を確保。世代上位の実力を備える。3勝クラスを卒業した後の3戦は距離や展開が向かなかったり、途中で気持ちが途切れたり。本来のパフォーマンスを発揮できていなかった。
半年余りの休養を挟んで昨年10月に復帰してからの2戦は、ともに0秒1差の〈2〉〈3〉着と連続好走。前走の中日新聞杯は出遅れて、後方追走を余儀なくされる誤算をはね返してのものだった。完全に立ち直ったとみていい。
約3か月ぶりだが、仕上がりの早い小柄な牝馬でレース間隔の長さはマイナスにならないタイプ。調教の動きもいい。全2勝を挙げる仁川で持ち前の決め脚全開だ。
グリューネグリーンは2歳時に当地で重賞勝ちした実績が光る。近3走の内容も悪くなく、放牧明け2走目の上積みも十分。デビットバローズはすんなり先行できれば最後まで集中が持続する。同型との兼ね合い次第で押し切りまで。芝に戻るステラヴェローチェの一変にも注意する。