【報知杯FR】兄は1400メートル全3勝 ロジャーバローズ産駒初タイトルへ妹も素質を見せる

雰囲気の良さが目に付くオメガウインク
雰囲気の良さが目に付くオメガウインク

◆第58回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月10日、阪神・芝1400メートル=3着馬まで桜花賞の優先出走権)

 桜花賞(4月7日、阪神)トライアルの第58回報知杯フィリーズレビューは10日、阪神で行われる。出走を予定するオメガウインクは、前走で今回と同距離となる芝1400メートルの1勝クラスを勝利しての参戦。相手は強化されるが2勝目を挙げた勢いに乗り、3着までに与えられる本番の優先出走権をつかむ。

 桜花賞トライアルも突破し桜花賞候補に名乗りを上げる。オメガウインクの前走は1400メートルの春菜賞をV。2番手から手堅い立ち回りを見せ、2勝目を挙げた。一つ上の兄オメガキャプテンも同じ大和田厩舎の管理馬で7ハロンは全3勝。金子助手は「兄は1400メートルが得意だけど、この馬はもう少し距離があってもいい」と妹の適性距離の幅を感じ取る。前走後に手綱を執った横山武も「兄に似てすごくいい馬」と称賛しており、素材の良さは間違いない。

 5日は美浦・坂路を登坂。集中力があり、雰囲気の良さが目を引く。同助手は「手応え良く行きっぷりが良かった。結構前向きな気性なのでやれば動くけど、輸送もあるし考えながらやっている」と初の関西圏輸送への対策も万全だ。

 昨年産駒がデビューした父のロジャーバローズだが、延べ4頭がJRA重賞に挑戦し、3着が最高着順。「権利をしっかり取りたい」と力を込めた金子助手。産駒初のタイトルをつかみ、胸を張って1冠奪取に向かう。

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